2012年01月11日

梅干しの産地

女児結び普通f.gif梅干しの産地、ブランドといえばよくいわれるのは、和歌山県産、紀州産、南高梅などが浮かびますが、実際はどうなのか、ほかに産地はないのか、梅の実の生産地ということで確認してみましょう。県別のシェアは平成22年度の調査に基づいていますが、例年もあまり大きな変動はないようです。

【和歌山県】
 確かに和歌山県は県別の生産量、出荷量ともに圧倒的に第一位で、生産量で全国の約70%を占めて います。中でも有名なのは、南高梅で、同県日高郡みなべ町、田辺市一帯で生産されています。南 高梅というブランドは比較的新しく昭和40年に認定されたものですが、気候風土が梅に適していた ためか、和歌山県の梅、梅干しの歴史は古く、江戸時代には紀州の梅、田辺藩の梅として、江戸で も貴重品扱いされていたようです。

【群馬県】
 群馬県が生産量で第二位で、約6%です。榛名山の麓に広大な梅林があり、東日本一といわれます。 作っている品種は主に「白加賀」です。

【その他の都府県】
 和歌山県、群馬県のほかは県別生産量では2%前後またはそれ以下で、北から青森県、福島県、茨城 県、山梨県、神奈川県、長野県、福井県、三重県、奈良県、徳島県、福岡県、などです。

ほかにも、梅の木自体は全国に分布していますので、自家用などはどこでも採取されますが、商品として収穫、出荷されるのは、上記のような状況です。

なお、近年は梅も輸入ものが増えてきています。輸入先は中国、台湾、韓国などです。ほかのものと同様に価格は安いようです。

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2012年01月04日

梅干の種類

梅干は医者いらずといわれるように、健康によく、また、美味しくもあります。梅干にはバリエーションも含めるといろいろな種類がありますので、基本的な種類(主として漬け方によります)を確認しておきましょう。

【白干し梅】
梅干作りの最もベーシックなもので、基本的に粗塩で漬け込んで干しただけのものです。もともとの梅の味がよく分かります。
【赤じそ梅】
塩漬けにした梅に、赤じその色素と香りをしみ込ませたもので、最もポピュラーな梅干です。紫蘇は殺菌効果もあり、長期保存にも役立っています。白干し梅を減塩させたものもありますが、保存性はやや低くなります。なお、味付けを施した梅干は調味梅干と呼ばれます。
また、砂糖をいれた菓子風の「赤じそ梅」もあります。
【かつお梅】
白干しの梅干を塩抜きしたうえで、かつお節、醤油、みりんで味付けしたもので、旨みが加わり味付けの梅干としては、先輩格です。
【昆布梅】
白干しの梅を塩抜きして、昆布を入れて漬け込みます。昆布によりまろやかさが加わります。
【はちみつ梅】
白干しの梅を塩抜きし、蜂蜜を加えて漬け込みます。梅の酸っぱさと、蜂蜜の甘さが複雑な味わいを醸し出し、人気があります。
【かりかり梅】
梅干は普通は天日で干し、果肉を柔らかにしますが、かりかり梅は干さないままで、生に近い食感を残します。文字どおりかりかりと音がし、愛好者も多いです。

なお、そのほかの梅の加工品としては次のようなものがあります。
【梅酢】
梅を塩漬けにしたときに出る酸っぱい液で、健康飲料としても愛用されます。
【梅酒】
梅を焼酎と氷砂糖で漬け込んだもので、清涼感があって軽いアルコール飲料として、人気があります。
【梅肉エキス】
青梅をとろ火で煮詰めてエキスとしたもので、強い殺菌力があり、古くから貴重な秘薬として用いられてきました。
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2011年12月24日

梅の木と梅干

梅の花アニメf.gif健康に大変いいとされる梅干ですが、今回はそのもとになる梅の木について、簡単に取り上げてみます。

梅は植物学の分類ではバラ科サクラ属の植物で、アジアを中心に分布して、多数の品種があります。園芸的に分類すると、花を観賞するのに適した「花梅」と果実の利用に適した「実梅」に分けられます。

日本に在来種があったかどうかは意見が分かれていますが、中国から渡来したという意見がやや有力です。しかし、日本では、古くは花といえば梅の花を指すくらいで、有名な菅原道真の「飛び梅」伝説もあるくらい親しまれています。

観賞用の花梅を主体に品種改良が行われ、また梅は花弁や雄シベ、雌シベなど変異する性質があって、地方によって種類も異なる傾向があるため、現在では何百という種類があるといわれます。

梅干に用いられる実梅はそれほど種類は多くはありません。地方色がありますが、有名なのは10数種類くらいで、主なものを挙げてみます。

南高梅(なんこううめ)】は和歌山県南部(みなべ)町を中心とした一帯で作られ、陽の当る部分が紅色になります。大粒で、皮が薄く肉厚の品種で、梅干によく適し、最も人気が高い品種のひとつです。

この品種の誕生は比較的新しく、もともとは在来種の中から優れた株をみつけ、「高田梅」として育成し、さらにそれを原木(現存します)として、挿し木で栽培、その中で果実の品質の優れたものを育てて、1965年に「南高梅」として、登録されました。

その過程で南部高校が協力したため、「南」の文字と高田梅の「高」を合わせて、「南高梅」とした話は有名です。

白加賀梅(しろかがうめ)】は、全国、特に関東で多く栽培されています。江戸時代から加賀白梅として知られ、これも陽の当る部分が紅色になります。果実は大粒で肉厚で梅酒、梅干に適していると人気があります。

長束梅(ながつかうめ)】は、愛知を原産とする中粒の果実で、陽の当る部分が淡褐色になります。果肉がきめ細かく、梅酒や梅干に使われます。

そのほかに、豊後梅、藤五郎梅、小向梅、鶯宿梅、月世界梅、玉梅、古城、甲州最小(こうめ)などがあります。

posted by うめメッセンジャー at 18:52| Comment(0) | 梅干し・梅の木の種類など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする